「本物セーラー服」と「コスプレ用セーラー服」の違いは?
ネットで購入できるセーラー服には、高品質な「本物」と安価な「コスプレ用」の2種類があります。
本物のセーラー服は日本製で、生地や作りがしっかりしています。製造コストがかかるので、夏服で1万円~2万円、冬服で2万円~3万円と価格は高いです。
一方でコスプレ用のセーラー服は中国製がほとんどで、コストカットのため薄い生地でできており、価格は2,000円~4,000円と安いです。
どうして、ここまで値段に差があるのでしょうか?
そこで、「本物」と「コスプレ用」の品質の違いを実物で確認してみましょう。
検証に使用したセーラー服について
本物の制服として OLIVE des OLIVE(株式会社トンボ)の冬服と、コスプレ物として3,000円程度で販売されている冬服セーラー服とを比較しました。
襟ライン
本物セーラー服は、襟の白ラインが明るく、線もまっすぐです。
一方でコスプレ物は、白ラインがくすんでいて、ラインがヨレヨレです。
本物セーラー服は白ラインがハッキリしている
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
白ラインを拡大すると、コスプレ物は生地や縫い目に影が出来ているので、ラインが黒っぽく見えるようです。
コスプレ物は白ラインに影ができている
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
襟元を比べると、本物は襟のラインが真っすぐになっています。
コスプレ物は襟元がフニャフニャ
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
背中側の襟を見ると、はっきりとした違いが分かります。
セーラー服は「大きな襟」と「白ライン」がポイントなので、妥協して安物を買ってしまうと残念な結果になりますね。
後ろの襟は本物との違いが大きい
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
カフス
本物セーラー服は、カフスの形が整っています。また白ラインも明るく、はっきり出ています。
一方でコスプレ物は、袖口の加工もいまいち、白ラインも曲がっています。
本物セーラー服はカフスもしっかりしている
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
裏地
本物セーラー服(冬服)には裏地が付いていますが、コスプレ物には裏地はありません。
裏地がなくても外側の見た目には影響しませんが、裏地があるとあったかくく、ツルツルしているので着脱もしやすいです。
本物セーラー服は裏地あり
(左:OLIVE des OLIVE、右:コスプレ用)
表地
本物とコスプレ物とでは表地の厚み(生地の量)がかなり違います。
実際に服の重さを測ってみると、OLIVE des OLIVE は 408g で、コスプレ物は 208g と本物の半分程度。
長袖Tシャツ1枚の重さが 250g くらいなので、コスプレ物はかなり薄い生地を使っていることになります。
本物セーラー服は 408g
コスプレ用セーラー服は長袖Tシャツ1枚より軽い
まとめ
本物セーラー服とコスプレ用セーラー服の違いを写真で紹介しました。
コスプレ用セーラー服は生地がTシャツより薄いので、形が整っておらず、全体的にフニャフニャです。
一方で本物のセーラー服は生地がしっかりしているので、型崩れしません。白ラインも鮮やかに見えるよう作られています。
ぜひ参考にどうぞ。
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